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ゴールデンゲートブリッジ Golden Gate Bridge

 まずは一番有名なゴールデンゲートブリッジを見てみようと思い、ダウンタウンで気軽にシティバイクと呼ばれる自転車を借りてサイクリングをスタートさせました。
 海岸沿いを景色を見ながら走っていきましたが、たまに訪れる急坂と自転車選びの失敗(とても重くて進まない)でこれがかなりきつい^^;でもハアハア言いつつ、橋が見えてきた時にはその分だけ感動。これがあの有名なやつだ!ということで写真撮影しました。
 でもやっぱり渡ってみておこうということで橋の自転車レーンを渡る間はとにかく風が強い。渡り切るのもなかなかの頑張りが要ります。

 そして渡り切るとそこには小高い山があり、どうやらそこにゴールデンゲートブリッジが一番良く見える展望ポイントがある様子…「この上この山登るの!?」と思いつつ、アマチュアカメラマン魂から(たいしたものじゃないけど)重い自転車で急坂を登ること約10分、やっとのことで綺麗な橋が見渡せるポイントにたどり着きました。

 1937年に完成されたこの橋はサンフランシスコとノースベイの街をつなぐ交通の重要な役割を果たしています。橋の中央の水面からは67メートルもあり、現在までくぐり抜けられなかった船はないとのこと。当時はサンフランシスコの速い潮流と強風、濃霧のため橋を架けるのは不可能だとされていましたが、設計者ストラウスが生涯をかけて完成させました。この地域の濃い霧の中でも良く見えるようにとのことでこのオレンジ色になったとのことです。

IMG_0305.jpgDSC_0033.jpgDSC_0034.jpgDSC_0038.jpgDSC_0040.jpgDSC_0044.jpgDSC_0046.jpgDSC_0049.jpgDSC_0050.jpgDSC_0053.jpgIMG_0317.jpgIMG_0325.jpgクリックすると拡大します。

アルカトラズ島
Alcatraz Island

脱獄不可能と言われた凶悪犯のための監獄。

海に浮かぶ孤島の収容所 A solitude island, and a prison

DSC_0022.jpg毎年100万人以上が訪れるサンフランシスコきっての観光スポット、アルカトラズ島。フィッシャーマンズワーフの沖約3kmの所に浮かぶ、かつての連邦刑務所があった断崖絶壁の島です。

 この島は1934年から1963年まで連邦刑務所として使用され、この間1576人の囚人たちが投獄されました。島を取り巻く速い潮流と7〜10度の水温のため、島からは絶対泳いで脱出できない脱獄不可能の刑務所と呼ばれ、マフィアの帝王アル・カポネやマシンガン・ケリーなどの凶悪犯も多く投獄されていました。

刑務所の中での生活 The life in a jail

DSC_0099.jpg刑務所の中には独房も備えられていることからセルハウスと呼ばれています。基本的に3階構造になっていて、これだけの数の中に囚人がひしめき合っていたと考えると恐ろしい気がします。
 もちろんプライベートなど何もなくベッドとトイレだけの独房が基本となっています。「支給される物は、衣服、食料、寝起きの場所並びに医療のみ。その他の物はすべて特典とみなされる」という刑務所内の規律の一部がありました。

そして奇跡の脱獄 Escape from it

DSC_0145.jpg脱獄を試みた合計36人。ほとんどの者は途中で射殺されたり再逮捕されましたが、1962年6月モリスとアングリン兄弟はついに脱出に成功。スプーンとカモフラージュの絵を使ってコツコツと穴を掘り、雑誌の紙、絵の具、髪の毛を使ってダミーの人形を作り、見事屋上からセルハウスを抜け出しました。しかし3人はそれ以降見つかっておらず、溺死したとも準備していたボートで無事脱出しメキシコに向かったとも言われていますが、真相は明らかになっていません。
 この脱獄のストーリーを元に作られたクリントイーストウッドの『アルカトラズからの脱出』はとても面白いのでオススメです。


注釈をつけます

 アルカトラズツアーはPier33からのツアーに限定されていて少なくとも1週間前にはチケットを予約しておかなければいけません。フェリーからはダウンタウンエリアの綺麗な景色が見渡せます。船着場は当時から使われているもので、当時の囚人たちもここから島に降ろされていました。まず最初に連邦のスタッフだと思われる威厳たっぷり、怒ると怖そうなおばあさんから説明を受け、それからアルカトラズ島の歴史に関するビデオを見ます。元々は重要な砦として、大砲などでこの港を守っていたとのことでした。

 セルハウスの中でも生活レベルの違いをつけていて、模範囚は絵画や音楽を楽しむこともできたようですが、逆に何か問題があると、光が閉ざされトイレもないHole(穴倉)と呼ばれるところに閉じ込められたようです。

 実際にスプーンで開けられた脱出穴、フェイクの人形、よじ登ったとされる空間を見るのはなかなか興味深いものでした。

DSC_0072.jpgDSC_0079.jpgDSC_0081.jpgDSC_0084.jpgDSC_0087.jpgDSC_0089.jpgDSC_0090.jpgDSC_0091.jpgDSC_0092.jpgDSC_0093.jpgDSC_0094.jpgDSC_0095.jpgDSC_0096.jpgDSC_0097.jpgDSC_0098.jpgDSC_0099.jpgDSC_0100.jpgDSC_0103.jpgDSC_0105.jpgDSC_0106.jpgDSC_0107.jpgDSC_0108.jpgDSC_0110.jpgDSC_0111.jpgDSC_0113.jpgDSC_0114.jpgDSC_0115.jpgDSC_0116.jpgDSC_0117.jpgDSC_0118.jpgDSC_0119.jpgDSC_0120.jpgDSC_0123.jpgDSC_0124.jpgDSC_0125.jpgDSC_0127.jpgDSC_0128.jpgDSC_0129.jpgDSC_0130.jpgDSC_0133.jpgDSC_0134.jpgDSC_0135.jpgDSC_0136.jpgDSC_0139.jpgDSC_0141.jpgDSC_0145.jpgDSC_0148.jpgDSC_0149.jpgDSC_0152.jpgDSC_0154.jpgDSC_0155.jpgDSC_0157.jpgクリックすると拡大します。

世界初のケーブルカー The first cable car in the world

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タイミングが合えば立ち乗りもできます。

IMG_0345.jpg終点ではスタッフが押して向きを変えます。

IMG_0355.jpg坂道の多いシスコでは助かります。
IMG_0356.jpg地下をケーブルが引っ張っています。

 ケーブルカーが登場する以前は、馬車が満員の乗客を乗せてこの急坂を登っていました。1969年霧の深い冬の夜悲惨な事故は起こりました。馬が濡れていた斜面に足を滑らせ、乗客もろとも坂道を転げ落ちてしまいました。乗客は助かりましたが5頭の馬が死亡。

 それを偶然目撃したのがイギリス生まれのエンジニア、アンドリュー・ハレディ。ゴールドラッシュの頃鉱山にケーブルカーを設計した人物でした。

 彼はこの事故の後、安全に坂を登れるシステムを開発しようとこの街に移り、思案の末に開発したのがこのケーブルカーでした。一時期は600台もの数が走っていたケーブルカーですがサンフランシスコの大地震により大部分が崩壊、現在では3路線のみが残されています。

 ステップ乗車でバーにつかまりながら急坂を下りたり、リズム良く鐘を鳴らしながら走るケーブルカーは観光客に人気で、今ではサンフランシスコの名物となっています。

サンフランシスコジャイアンツ球場 AT&Park

名称ボーチー監督が率い8度のワールドチャンピオンになっている名門サンフランシスコジャイアンツのホームスタジアムAT&T Park。通好みの選手を揃え、1点を大事にする試合巧者のチームで、熱心なファンが多くて有名です。名物になっているのはライトスタンド側に見える湾。ライト側の客席を越えるとそこにホームランボールが飛び込むため、スプラッシュヒットと呼ばれます。バリーボンズがホームランの記録を作っていた頃にはそのスプラッシュした記念のボールを手に入れようと多くのファンがそこをカヌーで待ち構えていました。

IMG_0281.jpg3塁側ショップエリアからのながめ

IMG_0276.jpg試合のある日は街中にユニドームを着たファンだらけIMG_0278.jpg球場入り口は長蛇の列IMG_0292.jpg伝統のAT&T park

IMG_0291.jpgアメリカ人は銅像を作るのが好きIMG_0282.jpg定番のホットドッグとビールDSC_0001.jpgとても見やすいバックネット裏

サンフランシスコのレストラン

 最初の1枚はChina Townの入り口。ゴールドラッシュの頃から増え続けた中国人の移民のため、サンフランシスコにはアメリカ大陸最大のChina Townが形成されています。
 2〜4枚目はフッシャーマンズワーフのシーフードレストラン。新鮮なオイスターと名物クラムチャウダーはとても美味しい。5〜8枚目はフィッシャーマンズワーフのなかでもPier 39と呼ばれるショッピングとレストランのエリア。たくさんの雑貨屋さんやレストラン等が集まっています。そこではシュリンプカクテル、ステーキを食べました。最後の3枚は地元の人が教えてくれたハンバーガーレストラン、Super Duper。ジューシーなアメリカらしいハンバーガーが楽しめます。

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その他 Others

 今回行ったライブハウスはサンフランシスコでもいつも盛り上がっているとされる中規模なところSlims。スクールの先生もおすすめしてくれたので、クラスメイトのドイツ人Swenと一緒に行ってみました。3つのバンドの演奏がありましたがどれもやはりレベルが高い。2つ目のバンドは女性のファンキーギターボーカリストがすごかった。Pファンク風のものからサイケデリックロックまでいろいろと自分たちの曲を演奏していました。最後のバンドはスリーピースのPeoplel’s Blues From Richmondというオルタナティブみたいなバンドだったけどこれがまたかっこいい。映像とガンガンのロックに加えてロバートプラントみたいな声のボーカルがカリスマ性抜群。女性ファンが多くてステージにまで上がってセクシーダンスを披露していました。

6枚目はシスコのランドマークタワーであるトランスアメリカピラミッド。7〜8枚目はライトアップされて美しいシスコのもう一つの有名な橋ベイブリッジ。

9〜10枚目はいくつか行ったうちのバーですが、シャッフルボールと呼ばれるカーリングみたいなゲームを楽しみました。

次の6枚はお土産ギフト売り場の一番の売れ行きコーナーにあったトランプグッズ。どれもトランプを風刺した面白いものですが、ただの大統領の候補者がグッズになるほどの人気があるのはすごいなと思いました。これまでここまで面白おかしくされている政治家もいないだろうな。でもこれが現実にアメリカの大統領になる可能性があるんだから恐ろしい(笑)

最後の写真はUnion Squareにて。今回サンフランシスコは昼は結構暑く、天気のいい日に公園で飲むビールは最高でした。

IMG_0433.jpgIMG_0435.jpgIMG_0439.jpgIMG_0440.jpgIMG_0447.jpgDSC_0010.jpgDSC_0065.jpgDSC_0068.jpgIMG_0402.jpgIMG_0431.jpgIMG_0405.jpgIMG_0406.jpgIMG_0407.jpgIMG_0408.jpgIMG_0409.jpgIMG_0410.jpgIMG_0411.jpg14370273_1225499957488206_4535746866893052150_n-1.jpgIMG_0428.jpg

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編集後記

 今回の旅行は語学研修を兼ねてサンフランシスコに行ってきました。ニューヨークやロスほどはもちろん大きくはないけれど、美しい港とスポーツ、音楽、先進テクノロジーで他をリードする雰囲気があります。AppleやFacebook、Googleなどなど世界を動かす企業がシリコンバレーを始めとするシスコのエリアから生まれているため、たくさんのお金持ちやそれを目指す若者達の多さ、そしてそれに対比して物価の高騰によるホームレスの多さも特徴です。

 今回僕は1週間の語学学校に参加したため、午前中はスクールにて勉強、午後以降を観光や街歩きに費やしました。スクールにはたくさんの生徒が世界各地から来ていて、いろいろな国の人との会話を楽しむことができました。特に僕の入った12人ほどのクラスは全員が英語のレベルがすごいだけでなくほんとに頭が良く、19歳の娘から40くらいのビジネスマンまでほんとに感心させられました。頭脳明晰な上に英語が上手で、発言力もあるので、僕も日本代表としてがんばりました^^だいぶ圧倒されましたが(笑)でもほんと生徒の中にも、国民性があるんだな〜と改めて感じました。ドイツ人は剛健、スウェーデン人は教養豊か、ペルー人はお気楽、韓国人は負けず嫌い、日本人は授業が終わってから勉強頑張る(笑)などなど。毎回いろいろなスクールに行くといろいろな共通性が見えて面白いなあと思います。

 そして今回改めて思ったのは、サンフランシスコでもほんとに民族が多様だな〜ということ。白人ももちろんいるけど、黒人、中国系、南米系などなどが多いな〜と。日本でも始まっているUberはシスコが発祥なんだけど、Uberドライバーと話すと実はブラジル人だったり、インド人だったりします。タクシーと違って好きな時に働けて手っ取り早く稼げるとのこと。その分14時間とか働いてて眠そうだったりする人もいるけど^^;

 これまで訪れたアメリカの都市ロサンゼルス、サンディエゴ、シアトル、オーランド、キーウェスト、マイアミ、ニューヨーク、ハワイに続いて、サンフランシスコもまた新しい魅力の、新しい発見のある興味深い都市でした。