フュッセン Fussen
ノイシュバンシュタイン城とホーエンシュヴァンガウ城
ミュンヘンから電車で約3時間。山の中人が少なくなって久しいところに最終駅フュッセンはあります。美しい自然に囲まれたフュッセンはのんびりするのに最適な保養地。ロマンティック街道のハイライト、ノイシュバンシュタイン城への拠点として知られています。
僕は自転車を借りてまずホーエンシュヴァンガウ城へ。ルートヴィヒ2世の父マクシミリアン2世が再建した周囲の緑に映える黄色のお城です。夏の時期を過ごした場所だということですがやはり眺めはすごいいいし、内装も豪華。そんなに有名じゃないけどすごいじゃないか〜と思いました。
しかし本番はノイシュバンシュタイン城。父とホーエンシュヴァンガウ城で過ごしたルートヴィヒ2世は近くのもっと高いところに城を建設開始。ワーグナーに心酔していた彼はオペラの舞台となった城を再現することを夢見ました。17年の歳月と巨額の費用を費やして建てたために中はまさにゴージャス。写真撮影が禁止されていたため、窓から見た景色しか写真がありませんが眺めも内装も最高級。オペラの名場面を描いた壁画が多数あり、劇場や教会のような部屋もありました。バイエルンのメルヘン王と言われる彼はほんとにメルヘンチックなお城が大好きだったようでした。
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ダッハウ Dachau
ナチスドイツ最初の強制収容所 Concentration camp
ナチスの強制収容所といえばアウシェヴィッツを思い浮かべる人が多いと思いますが、最初に建設され後の数百の強制収容所のモデルとなったのがここダッハウ。ここには当時の建物が再建され資料が展示された博物館などがあります。この収容所ができるまでのいきさつ、そしてこの収容所の歴史など事細かにそして写真付きで紹介されています。
そのまま再現された見張り小屋、焼却炉、ガス室、バラックなどなど当時の悲惨な状況を今に伝えています。知識として聞いてはいたけれども実際に見るとやはり衝撃的。最後の写真の入場門にある言葉は「働けば自由になれる」。
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