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アルハンブラ宮殿 Alhambra palace

ナスル朝宮殿の中は各建物がタイル、漆喰、木彫りなどで精密に飾られています。なかでも際立つのは「ライオンの中庭」、鍾乳洞で飾られた「二姉妹の間」、池がたたえられた「アラヤヌスの中庭」。

DSC_0208.jpg王の居住空間だったライオンの中庭。

DSC_0229.jpg華麗で繊細な天井を持つ二姉妹の間。DSC_0194.jpgアラヤヌスの中庭。DSC_0234.jpg装飾と庭園はイスラムならでは。

グラナダ Granada

神秘的な異国情緒の街。

 ニースからモンペリエで乗り継ぎ電車でバルセロナへ10時間。そこから更に長距離バスに乗り換え更に13時間。そうしてやってきたのはスペイン=イスラム最後の王朝ナスルの都だったグラナダ。イスラムの影響の強い異国情緒たっぷりの街がそこにはありました。
 初日到着して散歩をするとやはりアジア、アフリカの物を売る店の多さに驚きます。街の中心にある王宮なんかもイスラム風を感じさせます。
 グラナダには関係なかったけどその日はバルサとインテルミラノのチャンンピオンズリーグがあったため街のスポーツバーで観戦。その後アルハンブラと街の夜景を撮りに行きました。
 次の日は暗いうちからアルハンブラ宮殿へ。これまでヨーロッパの建築様式をずっと見て来ただけにイスラムの宮殿様式はやはり新鮮。豪華なナスル宮殿内部と庭園、そして難攻不落を究めた軍事要塞。栄華を極めそして最後には追われて行ったイスラム文化を感じることができます。
 泊まったゲストハウス「Mochi」は行ってみるとスペイン人と日本人のハーフTakashi君が切り盛りしていました。彼は大森に住んでいたことがあり、ハウスの屋上からはアルハンブラも見えるすごく素敵なところでした。
 最後のスペイン定食は7€ながらボリュームたっぷり。

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サグラダファミリア Sagrada Familia 

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東の4つの塔が有名ですが至る所に面白いものがいっぱい。イチゴやグレープの山盛りなど楽しくなります。

DSC_0195.jpg西の復活の塔もほぼ完成の様子。東とは作風印象が全く違いモダンな感じ。

DSC_0239.jpgサグラダファミリア内部。森の中を思わせます。
DSC_0213.jpg西の塔から見た東の塔。また印象が違います。

ガウディの集大成 Final masterpiece of Antonio Gaudi

日差しと雨をさける場所、逆さ釣り工法、大自然。

 ここに来るまではガウディのことやサグラダファミリアのことはそんなに詳しく知らなかったんだけど、この大聖堂のなかに入って長い時間を過ごして、一気に彼のファンになりました。まず単純にその存在感に圧倒されます。そしてその中の作品ーすべての柱や細工、彫刻などが面白い。どこを見回しても「なんだこれおもしろ〜」っていうのが率直な感想。教会建築なので、厳かで、伝統に基づいた格式の高い物でっていうのを予想していただけに正直すごく意外でした。

 建築様式としてはガウディ得意の「逆さ釣り工法」というものが用いられています。下の写真にあるように、ひもを2点からぶら下げて作られる形が理想とされ、それをそのまま用いた物と(内部の柱なんかはそうだと思う)、それを上下逆にしたもの(外の塔はすべてそうだと思われる)で構成されています。コンセプトとしては自然。「日差しと雨をさけるための場所」というモチーフから造りだされただけあり、中はまるで森のなかにいるかのよう。柱は木の幹、天井は葉っぱをイメージさせ、花々や生物、食べ物がオブジェとして至る所に配置されています。少年時代を自然の観察に費やしたというガウディならではの造りなんだけど、表し方はまるでコンピューターグラフィックを連想させます。直線のみを組み合わせて円を作ったり、円筒をひねったもので柱を表したり。蜂の巣やミネラルをマクロに表現したりと、19世紀にそんな発想があるんだということにも驚かされました。

 もちろんトータルの教会建築としては、聖書に基づいて「キリストの誕生」を表した東の塔、「キリストの復活」を表した西の塔、そしてこれから作られる南の塔や真ん中のメインの塔などに意味はあるんだけど、まったくもって他の大聖堂と呼ばれるものとは別物。重々しさよりも気軽な感じ、堅苦しさよりも楽しい感じをすごく受けさせます。それがすごく気に入りました。
 ガウディの晩年のすべてを費やしたサグラダファミリア。完成予想図を見ると、出来上がるまでにはまだまだ相当の歳月がかかりそう。しかしそれだけに、出来上がって行く楽しみを持ちつつ、何度でも見に行きたくなるようなそんな場所でした。
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その他のガウディ作品

グエル公園、グエル邸、カサミラ。

 ガウディはサグラダファミリア以外にもたくさんの建築作品を残しています。グエル公園は未完成ながら公園内の至る所に面白いものが盛りだくさん。モザイクで作られたベンチに洞窟を思わせる通路、松明のような植木に動物のオブジェ、ホールのような屋根付き広場などなど。見晴らしも良く歩いているだけで楽しくなる公園です。
 グエル邸はガウディのパトロンを務めた実業家、グエルの邸宅として建てられたもの。当日は休館日のため中は見れませんでした。
 カサミラはガウディ設計の集合住宅。徹底的に直線を排除し、歪んだ曲線を基調として設計されています。中の部屋自体はそれほど斬新なものではないんだけど、ホールや屋上などはやはりガウディ。おかしな形の煙突や曲線の屋根などはテーマパークにいるような感じ。
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DSC_0089.jpg世界遺産のカタルーニャ音楽堂。
DSC_0096.jpgガウディと同時代の建築家ドメニク氏の作品。
DSC_0092.jpgチケット売り場も面白い。
DSC_0094.jpg外観もいろいろと趣向を凝らしています。

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スタジアム到着

ありましたカンプノウ

 ほんとにあるんだろうかとドキドキしながらユニフォームを来ている人達が歩く道を着いて行くとあったありましたスタジアム。来た〜!

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試合開始

 いよいよキックオフの時間。こう見るとほんとにバルサのラインは高い。今季もフォワードからの走りまくり守備が徹底されています。

カンプノウでのバルサ戦

試合当日

 試合当日僕はできるだけ早く行ってスタジアムをうろうろしたり練習見たりしたく開始2時間前には到着。しばらく開門を待ってほぼ一番乗りで席に着きました。スタジアムでユニフォームを買うという夢があったんだけど、なんとカンプノウ内部にはグッズを売る店はないとのこと。「え〜?!一回出てもいい?ユニフォーム買って来るから」とお願いしても聞き入れてもらえず。まさか売っていないとはびっくりでした。
 それはさておき、FC BARCELONAの文字が埋まる前に記念撮影。そして選手が出て来て準備運動、練習を始めたらもう大興奮。「どんな練習するんだ?調子はどうだ?」とウキウキ。
 バルサの曲で入場が始まると僕たちスタンドは大合唱。「バルサ!バルサ!バ〜ルサ!」そして待ちに待った試合開始。3日前にミラノでインテル戦があったためローテーションを採用していましたがそこにはやはりメッシ、アンリ、イブラ、シャビなど錚々たるメンツ。対するアトレティコもアグエロやフォルランなどこちらもなかなか。好試合が期待されました。
 しかし始まってみると最初からバルサの圧倒的ペース。まずはスルーパスからイブラの先制ゴール。今季加入してすぐに結果を出すところがやはり超大物。さらにはメッシがスピードで抜け出し2点目。去年に続いて今年はさらにすごみを増しそう。それからまたメッシが切り崩しからキーパーをかわしケイタに押し込むだけのパス。更にはアウベスが遠目のフリーキックを得意の弾丸キックで4点目。前半早々あっという間に試合を決めてしまいました。
 後半はちょっと油断したところもあり2点を返されたりはしましたが、試合終了間際またもやメッシが5点目のゴール。スタンドはメッシコールで拝むジェスチャー。ほぼ全員がスーパースターなんだけどやはりメッシは別格。バロンドール間違い無し。
 この夢のスタジアムでそれも5点も取ってくれるなんて。ほんとこれ以上ない幸せな時間でした。

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その他の写真

ミース・ファンデルローエ、ピカソ博物館、モンジュイック、コロンブスの塔、旧市街など

 バルセロナの万博のときのものが残されたミースのパビリオン。建物とバルセロナチェアーだけというシンプルなもので4ユーロ50もしましたが、雨宿りを兼ねてそこにしばらく滞在。建物をじっくり見ると趣き深いものがありました。ピカソ博物館はバルセロナにも住んでいた彼の青少年時代を中心に展示しています。若い頃の作品からキュービズムに至るまでの過程が時代別に並んでいます。モンジュイックの丘にはデザインの素敵なタワーやオリンピックスタジアムなど。バールでのタパスはどれもおいしい。

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