ベネツィア Venezia
水の都ベニス。
「世界中で最も美しい都」とも言われるヴェネツィア。水の都と言われるようにそこは水に囲まれた街でした。運河で張り巡られ迷路のように細い路地が入り組んだその街には車の走る道路は全くなし。交通はすべてヴァポレット(小さなフェリー)、ゴンドラ(手漕ぎボート)、水上タクシーでまかなわれています。特にヴァポレットは交通の中心で、差し詰め市民バスか地下鉄のようなもの。街中を無数の小さな船が縦横無尽に動き回っています。
そして世界遺産で知られるサンマルコ寺院。あいにく片面は修理中でしたが正面からの眺めと内部の豪華な造りはさすが。そのとなりにある鐘楼からはベネツィアを見渡せ、それはそれはすばらしい眺め。海や運河を行き交う船の動きがおもしろい。
食べ物はさすがイタリア。パスタやパニーニ、ブラスケッタなどは本場の味。どれを食べてもおいしかった。
お土産やで仮面が売られているのは1〜3月に行われるカーニバルが有名なため。その時期はいろいろな仮面をつけて仮想した人達でにぎわいます。
僕が行ったちょうどその日は年に一度のゴンドラレースフェスティバルでした。いろんな衣装で参加するゴンドラがあり、その後本気のレースが行われました。最後の写真は寝台列車で一緒になりベニスで行動を共にしたノブタカ君。
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フィレンツェ Firenze
花の都フィレンツェ
フィレンツェはルネッサンス時代の繁栄で知られる街。街の中心ドゥオーモ広場を中心にルネッサンスゆかりの建物や美術館が広がっています。ドゥーモと高さ92mのクーポラは街のどこからも見える存在で、その近くにヴェッキオ宮、ウッフィツィ美術館が続きます。南のアルノ川にかかるのはフィレンツェ最古の橋ヴェッキオ橋。橋の上に店が建ち並ぶ有名な橋です。高台にあるミケランジェロ広場に登るとフィレンツェの街並が一望できます。
イタリアで気付いたこと。有名な建物などの修理中には必ずといっていい程その建物の写真コピーに加えてファッション関係の広告がでかでかと宣伝されています。宣伝効果は抜群だろうけきれいな建物の写真を撮ろうと来たところにアルマーニやデパートの宣伝が入るのはイタリアの国民性なのかな〜。それとイタリアはスクーターが有名だけれど、ほとんどみんな風よけのガラス付きなこと。なんででしょうか? 最後の写真はあまりにも警官が集まってしかもくつろいで携帯でしゃべったりタバコ吸ったりだったので撮ってみました。
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ローマ Roma
古代ヨーロッパの中心
共和制ローマから神聖ローマ帝国と古代ヨーロッパの中心を担っていたローマ。教科書に載っているそんな千年2千年前の建物が街の中に残されています。力も強く歴史もかなり長いためその数は膨大。特に有名なところだけまわってきました。
まずは「ローマの休日」でおなじみのスペイン広場。教会前の階段は夜でもにぎわっています。ホステルで作ってくれたペンネとホステルの人との写真を挟んでサンタンジェロ城、パンテオンと続きます。パンテオンは世界最大の石造り建築。そしてトレヴィの泉。後ろ向きにコインを投げ入れると再びローマを訪れることができるという言い伝えで有名。そしてフォロ・ロマーノ。コロッセオの近くにある共和制ローマの市民生活の中心地です。元老院やアウグストゥス帝の宮殿など教科書に出て来る建物も発掘されていて、現在でも作業は続いている様子。かなりのんびりやっていたけど。
そしてコロッセオ。歴代の教皇や元老院の偉いさんたちをはじめ、そこでの競技が古代ローマでは最大の娯楽だった模様。身分ごとに席が決められ席には名前が刻まれています。行われていたのは猛獣同士、猛獣と人、そして剣闘士同士の戦い。処刑の儀式として行われたり、職業としての剣闘士や自由を求めた奴隷がそこに参加したりしていたとのことです。キリスト教が導入されてからは競技は中止されその後表面の大理石が持ち運ばれ今の姿になっています。中央のアレーナは全くなくなりその下の猛獣の檻、道具置き場などの小部屋、大掛かりな舞台装置を見ることができます。周辺にある現代美術はすごく不釣り合いな感じだったけど。
ローマ名物サルティンボッカは絶品。ワインは安くておいしい。
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ヴァティカン Vaticcano
カトリックの総本山サンピエトロ大聖堂
ヴァティカンはローマの中にある面積44ヘクタール、人口わずか1000人という小さな国。しかし世界に約8億人いるといわれているカトリックの総本山として、礼拝に訪れる信者であふれています。
とても広いサンピエトロ広場には、教皇やなんかのスピーチを中継しているテレビの前にも人が集まり、聖堂に入るための長蛇の列ができています。服装チェックの後中に入ると(ノースリーブとショートパンツは固くお断り)やはり神聖で歴史のある雰囲気に満ちあふれています。右手にはミケランジェロ作の大理石像「ピエタ」があります。そして主祭壇にはこの寺院の中心となるペテロのお墓とその上にはこれもミケランジェロが設計した大クーポラ。その他内部には有名教皇の墓、旧約聖書の場面が描かれた壁画の数々、ジョットなどの彫刻があります。礼拝堂もあり説教を聞いている人達も。さすが総本山というだけあってでかくて盛りだくさんでした。
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