雨の中のサイクリング・・・でもその先にあったものは
初の自転車旅行
スタートは熱海。
熱海駅で自転車を組み立てスタート! 7月に念願のコルナゴを購入したものの近所使いばかりだったので、今回はボイツー企画で伊豆半島を1周してみようということに。パートナーはイギリス人の旧友ボブ。ボブはその数週間前に北海道を自転車でまわって来たということだけあってかなり頼もしい存在。泊まるためのテントも持って来てくれました。
僕たちは熱海で自転車を組み立ていざ南へ。始まってわかったけれども伊豆半島は予想以上に山だらけ。熱海から伊東、伊東から赤川と地図上では近くとみていた隣町は急な山を二つ三つ越えてやっとたどりつく道のり。しかも東側は交通量が多く、細いトンネルのなかは荷物が多いだけにかなり危険度大。どうなることかという旅のはじまりでした。
しかしそんな苦労も吹き飛ばしてくれたのが休憩時の温泉と食べ物!!初日昼に食べたのは伊東の有名店「五味屋」の海鮮丼。2時間くらい走ってから食べたのもあったけど、文句なしに今までの人生で一番うまいどんぶりでした。そして赤川の日帰り温泉。ガイドブックに伊豆の人気No.1と書かれていただけあってこれがまたいい!7階建てくらいの大きな温泉施設なんだけど、その最上階にある露天風呂から見える景色は、さすがNo.1に選ばれるだけありまさに絶景。ずいぶん長い間入ってました。
最初の夜はテントを張る場所を迷いつつも近くの赤川海岸へ。しとしとと雨が降り台風も接近しつつある中、しょうがないかとそこにテントをたてました。でも雨と排水と波の音がうるさく、ボブも僕もあまりぐっすり眠れず。なんだかんだのスタートでした。
テントで宿泊。
雲見オートキャンプ。他には誰もいません。 1周の間にした3泊はすべてボブが持って来たテントに。1泊目は前述の海岸でひどかったんだけど、2泊めは黄金崎のキャンプ場に。西側海岸沿い山の上にあるその場所は、専用の温泉や料理場、ランドリーもありすごくいいところでした。一晩3,000円ほどだったけど天気も良く前日の雨の海岸キャンプとは雲泥の差。大量に買って来たビールとつまみなんかで遅くまでキャンプ生活楽しめました。
写真は3日目の雲見のキャンプ場。実はその日はキャンプ場自体営業していなく僕らは誰もいないキャンプ場を無料で貸し切り状態。その日はボブの誕生日だったので、音楽かけ放題ビール大量でお祝いをしました。(次の日管理人が来たけどごまかしました)
風景はきれい!!だけど・・・
時折ある展望場所や峠の頂上から見える景色はなかなかのもの。東京からわずかのところとは思えない程自然が残されています。
しかしそこに行き着くまでのサイクリングはかなり過酷。下ったと思えばまた上り。しかもその上りはかなりの急坂で、相当の荷物を持った僕の自転車はゆっくり上るのがやっと。30分以上上りが続くようなところはさすがに押していくことも。特に2日目は130キロを超える道のりできつかった。高かった太陽がだんだん夕暮れに近づく。日没までにはキャンプ場に着かなければいけない僕は必死に自転車をこいだのでした。
風景はすごいきれい。だけどそこはゆったりとできる場所ではなく、峠を上りきった僕がはぁはぁ言いながら束の間の休憩を取る場所でした。
田子浦ダイビング!!
カメラが曇ってあまり撮れませんでした。 一日だけファンダイブをしようということで、僕たちは数ある伊豆のポイントの中から田子を選びました。台風の影響で天気が心配されましたが、田子は伊豆の中でも海の荒れが少ない場所で、しかも当日は1周旅行のなかでも最高の快晴に恵まれました。
日本でダイビングをするのは紀伊半島の串本以来。どういった感じかなと思っていたら、まず田子はすごく小さな町で人が少ない。そしてポイントが近くダイバーズショップも港のすぐそばにあるため、1本潜ったらダイバーズショップでのんびりお茶、また1本潜ったらご飯食べてっていうことができるのでした。だいたいのボートダイブは車で港まで行き、1本潜った後ボートの上でお弁当食べてという感じだったのでこれはとてもくつろげました。そういうわけでごはん(作り立てを近くの定食屋さんが出前してくれる)もおいしい。
僕たちはクリオネダイバーズというショップ(伊豆の他の店に比べて安い)にお願いして3本を予約。自転車で外人連れということでちょっと驚いていましたが(外人と潜るのは初めてだったらしい)そんなことは水中では関係ないので僕たちは少ないお客さんのなか悠々と潜る事ができました。
1本目は大きなソフトコーラルをたくさん見ながらまったりとリフレッシュダイビング。2本目がこれがかなり良くて、かなりの魚影を楽しめました。かなり大きいイシダイやアオブダイ、かわいいクマノミなどなど・・・そして3本目は珍しい地形を探検しに三の浦コース。洞窟をくぐって現れる太陽の光は幻想的なものでした。
自転車を30キロくらい乗って来ての3本だったので最後はちょっと疲れましたが田子のダイビングは予想以上にいいところでした。ちょっと交通の便が悪いので行きづらいんだけど、その分人が少なく自然も残っています。もちろんタイやオーストラリア、メキシコ、紀伊なんかと比べると伊豆はちょっと値段は高いんだけど、海とポイントとしては全然ひけをとらないし東京から近いということでかなりおすすめです。